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ついにこの日が来る

3月末で閉鎖になった、かつて住んでいた寮の取り壊し工事が始まる、と、職場のホームページに通知があった。

閉鎖の理由が老朽化だったので、いずれは、という予想ができたが、閉鎖後3ヶ月でその日はきてしまった。

新入社員当時の3ヶ月間、そして、97年に転勤してからの今の家に引っ越すまでの8年半を暮らした場所。駅から遠いなど不満も色々あったが、一方で思いでも沢山積もっている。どちらかというと苦い体験ばかりだが、そんなときに流した涙、そしてもがき苦しんでいた私の姿を唯一見ているのがこの建物であった。

もともと、過去の思い出に振り返ることなく「今は全て」と生きていきたい、と思い、その実践に勤めている方であるが、いざなくなる、となると、色々な思いがわき上がってくる。

大学時代の部室に続いて、思い出の一杯詰まった場所が、この世から姿を消してしまう。感傷に浸っても仕方ないことはわかっているが、やはり様々な思いがこみ上げてくる。