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エスカレーター考

東京・港区のエレベーターでの死亡事故をきっかけに、エレベーター
の安全性への関心が高まっている(マスコミ効果か?)

今日の日経産業新聞で、エレベーターではなくエスカレーターが話題
に上がっていた。調査によると、乗り降りにためらいを感じる人が6割
もいるとか。

スピードや、段の高さなどは、調査に調査を重ねて決定したものだろう
が、万一の事故を未然に防ぐために、ぬかりない対策を願いたいところ
である。

しかし・・・ このエスカレーターの世界大手は、かのシンドラーだそうな・・・。

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そういえば、エスカレーター、というと、大阪は左を空けるが東京は右を空ける、
かという話は東京と大阪の違いを語る上で必ずといっていいくらいに挙げられる。
空ける目的は、どちらも「急いでいる人のために」であるが・・・。

以前、何かのテレビ番組で、「日本エスカレーター協会」なる団体の方が、片側を
空けたり、歩いて上がったりすることに苦言を呈していたことがある。転倒事故の
恐れがあるし、故障の原因にもなる(片側を空けることによりかかる重さに偏りが
出る、ステップを歩くと負荷がかかる など) が理由のようだ。

そのときのテレビでは、エスカレーター協会の人が「モノを大切にしてない」と
いう一言を添えていたので「そんなの"作る側の論理"でしかない」などと思って
いたが、エスカレーターが「階段を上がるのが大変な人のために補助する道具」
ということを考えれば、歩いて上がる、駆け上がるなどの使い方は、「本来の
使い方」ではない、と言えるだろう。
言葉の使われ方が時代とともに変わるように、こういう使い方も変わる、という
こともあるのだろうが(聞いたことない)

私の場合、急ぐときは、エスカレーターよりは階段を使う。時間的にはどうかな、
と思うときもあるが、少なくとも、行く手を阻まれてストレスたまる、という事態は、
エスカレーターに比べれば免れる可能性が高いから。

ちなみに、「日本エスカレーター協会」でググってみたら、色々な人がネタにして
いるので驚いた。
by h-katopon | 2006-06-13 22:26