人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今を大事に生きる

分かりきった言葉ではあるが、実践できているか、と問われると返答に詰まる。

夜、たまたまつけたテレビで、アナウンサーの道を捨ててアメフトの世界に入っていった青年を取り上げたコーナー出ていた言葉である。

取り上げられていた青年の名は、有馬隼人。関西学院大学アメリカンフットボール部で名QBとしてその名を知らしめた男である。彼は卒業後、プレーヤーとしての道を選ばず、いったんTBSのアナウンサーとして社会人生活を送っていたが、3年経ったところで、再びアメフトの世界に戻っていった。

その取材をしたアナウンサーも、大学時代は東京六大学野球で活躍した人。「なぜ、有馬はアメフトの世界に戻っていったのか」という、そのアナウンサー君が抱いた疑問に対し、取材を通して自分で見つけた答えが、このタイトルである。

今を大事に。 この言葉自体非常に抽象的である。仕事でやっていることでも趣味でやっていることでも、一生懸命その対象に向かい合い、取り組んでいかなければ満足いくものは返ってこない。アナウンサー時代に比べて年収が半減しながら好きなアメフトに打ち込む有馬の姿を見ながら、自分がどこまでできているのかな、と改めて自らを省みると、情けない気持ちになる。

あと2週間のうちに、2度ステージで歌う機会がある。お金と時間を割いて足を運んでくださった方に、少しでも幸せな気分になって帰ってもらいたい。自分たちが「気持ちよく歌っただけで満足」なんてレベルでは終わりたくない。そう言い聞かせながら、明日からのサラリーマンモードに切り替えることにしよう。