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なんだか矛盾のような・・・

日曜日、大阪で出演していた演奏会が夜の開演だったこともあり、今日は一日休みを取り、昼まで大阪でゆっくりしてから光に戻ってきた。

光駅から家に向けて車を走らせていると、見慣れない形のバスが前方を走っていた。

長距離バスかな?と思って近づいてみると、路線バスの新型車両で、低床式のものだった。

1時間に1本程度しか走っていないこの路線バス。利用するのは、私の家の近くにある国立大学付属の小中学生とお年寄りの方が多い。それを考えると、もっと早くから導入してほしかったところに、ようやく登場した、と言える。10数年前、東京に住んでいた時、都営バスには既に低床式の車両が走っていたのだから・・・。

ほとんどの人にとっては車が生活の足となっているこの地域。公共の交通機関を利用するのは子供かお年寄りの方が多数派である。だから、乗り降りが安全にできるための配慮なり投資を、地方にこそ優先して実施してほしいところである。正直言って、今の山口県内の山陽本線の駅は、電車とホームの高低差が大きく、お年寄りには非常に危険だ。しかし、車両も40年選手が主流のこの線。予算を回してもらうまでの道のりは遠いのだろうなぁ。

(鉄道知ってる人のために書いておくと、今ここを走っているのは115系。首都圏ではだいぶ前に引退している。ここを走っているのは、そのお下がりかもしれない。)

大阪に行くたびに、そのあたりの地域間格差を実感せざるを得ないのであった。