「アヌーナ」に心奪われる

アイルランドに「アヌーナ」というコーラスグループがある。

失われつつある中世のケルト音楽を現代によみがえらせる、というコンセプトのもとに結成されたグループだ。

その歌声には透明感があり、優しく、ときには力強く(だが決して声を張り上げてるわけではない)聴く者の心をつかんで離さない。

私が彼らの歌声を聴いたのは、「リバーダンス」でのこと。しかし、その公演では「アヌーナ」を名乗っていなかったこともあり、その存在を全く気に留めていなかった。「踊りだけでなくコーラスもいい」という、「リバーダンス」の公演全体への感想だけが脳裏に焼きついた。

「アヌーナ」の存在を知ったのは、それから2~3年経ってからだろうか。
あてもなく手に取った、その名も「アヌーナ」というアルバムを聴いて、すっかり心を奪われてしまったのだ。

その後、しばらく彼らの歌声を聴いていなかったのだが、偶然、西梅田のJEUGIAに立ち寄ったら、彼らの最新アルバムを視聴できるコーナーがあった。

最初の曲の冒頭を聴いた瞬間、目頭が熱くなるのを感じた。もちろん、私はそのアルバムを即購入し、早速家で聴いている。聴きながら、まぶたに浮かんでくる風景は、2年前にアイルランドへ出張した折、飛行機がアイルランド上空に差し掛かったとき、眼下に広がった一面の緑。

今年の12月、アヌーナは来日し、何箇所かで公演が予定されている。CDで聴いてもすっかり心を奪われてしまうのだから、ナマで聴いたら、どんなに感動するだろうか。その瞬間が訪れるのが、今から楽しみである。
[PR]
by h-katopon | 2007-10-28 01:02 | 音楽