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谷川俊太郎さんに会いに行く

日曜日、2つあった合唱団の練習にお休みをいただき(皆さんごめんなさい!)、東京へ行ってきた。

あれ?レッスンなら土曜に名古屋で受けてるよね?

そう。今回は、久しぶりに歌以外の目的での東京行きである。

京橋のブリジストン美術館で、「クレーの詩・クレーの音楽」と題して、谷川俊太郎さんの詩の朗読やお話を聴ける催しに行くのが目的だった。

この2年ほどの間、谷川さんの詩による合唱曲を歌う機会が多く、しかも、その詩にとても惹かれていたこと、更に、NHK-FMのクラシック番組に出演されたときの、ユーモアたっぷりの話しっぷりで虜になり、今回の催しを知ったときも、さすがに東京、ということで少し悩んだが、「滅多にないチャンス」と、チケットを購入した。

目で追うだけでも魅力を感じられる谷川さんの詩。それが、谷川さんの声によっていのちを吹き込まれると、時には心地よく、時には重く・深く、私の耳に、そして心に届いてくる。「もっと聴いていたい」と思いながら、時間はあっという間に過ぎていった。

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今日、仕事帰りに寄った書店で、谷川さんの「質問集」という本を見つけ、買ってきた。

「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載されていた、読者から寄せられた質問に谷川さんが回答を寄せていたコーナーを、1冊の本にしたものである。

一つ一つの質問に、時には真正面から向き合って、時にはユーモアを交えてさらりとかわしながら応える谷川さんの言葉が、本当に心地よく感じた。

書店で見かけたら、是非手にとって見てほしい。素直にそう思える1冊である。