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日経ビジネス2006.7.31 アルビン・トフラーの提言 

「新しい富は個人から生まれる」と銘打たれたこの提言。

・お金を取らない無償の経済活動が貨幣経済を脅かす
・消費者と生産者が融合した「プロシューマ-」が増える
・24時間サービスの増加で、時間までもカスタマイズされる
・物理的、電子的に個人が到達できる空間は劇的に拡大する
・知識は蓄積され、お互いに結びつくことで富は倍増する

少なくとも、コンピュータ・ネットワークの関係では、無償で提供されているものが急速に発展する、という現象が起きている。ポータルサイト、Blog、SNSなどなど。これに加えて、知識の結びつきが価値あるものを産んだ、というモノの代表としては、Linuxを外すわけにはいかない。

時間や空間の制約を越えて、色々な人やモノとコンタクトを取ったり、なかなか足を運べない場所での出来事も、情報として取ることができるようになった。

こうして、多くのモノを知ることが出来る一方、「実感をもって」という面がかなり減っているような気がする。ネットで集めてきただけの情報を束ねてする話と、実際に足を運んで見たり聞いたりしたことを話すのでは、聞き手への伝わり方が違う。

広く世界とつながる一方で、未だに「現場主義」やら「足でつかんだ情報」がもてはやされる(ように見える)のも、うなずけるような気がする。
by h-katopon | 2006-07-29 00:15