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白い月を顔に浴びて

微笑んでみることができるような心境には今日はなれない。
きっと、北村先生と関わりを持った全ての人がそんな心境だろう。

今日のような、満月で白く光るつきを目にしたとき、いつも頭に浮かぶ曲は「月光とピエロ」の最初の曲「月夜」である。

しかし、今日は違った。「雪明りの路」の「月夜を歩く」であった。

多田武彦作曲の「雪明りの路」。ステージで、北村先生の指揮で歌った最初の曲である。また、このステージで、なぜか私がピッチパイパーとして音出しを命ぜられた(先生からの指示ではないが)。色々な意味で忘れられない曲である。

今日は色々なところで、北村先生逝去を悼む記述を見かけた。その度に、北村先生の存在の大きさを思い知ったような気がした。

北村先生、今宵の月のように、おおらかな目で、おおらかな心で、我々が歌う姿を見守っていてください。
by h-katopon | 2006-03-14 23:21 | 音楽