言葉 大切にしてますか?

「放した馬は捕まえられるが、放した言葉は捕まらない」
「百歳の人はいないが千年の言葉はある」

モンゴル人の格言として、2月21日の日本経済新聞「春秋」に紹介されていた。

引越しのシーズンにかけた話題。
年に4回も移動するモンゴル人が、物に執着のない代わりに言葉を大切にすることをあらわしたものだ。

「春秋」は、物に着目し、自分にとり何が本当に必要かを問う好機と結んでいる。
それはひとつの気付き。

「断捨離」という言葉も一時期はやったが、「それ、本当に持ってる必要がある?」という厳しい目で、自分の持ち物の棚卸しをしなければならない。

私にはもうひとつの気付きがある。
ことばに着目し、「放した言葉は捕まらない」も胸に刻まねばならない。

折りしも、「神の国」の発言をされた方が、今度はソチ五輪のフィギュア団体に言及した発言が取りざたされている。今回のコラムも、暗にそのことに触れたかったのかもしれない。

自分の言葉を外に発する機会が増えている昨今。
不用意な発言は、あっという間に広まるばかりでなく、揚げ足を取りたがる者の格好の餌食になってしまう。

SNSでの仲間同士のやりとりでは、テンポよくレスポンスをすることが重視されるという話を以前聞いたことがある。
スピードを重視するあまり、言葉を発した後に起こりうることまで見えてない、ということはないだろうか(あるいは見えていても軽視しているか)。

自分は大丈夫か? ついハッとなった金曜の朝であった。
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