「型」について考える

先日亡くなった、中村勘三郎さんの言葉として、Facebookで友人として繋がってる方が紹介してくれた一言。

「これを大事に書き留めておきたい」と思い、多くの方がネットの至る所に書いているだろうが、自分もここに記しておく。

「まずは、型を完ぺきに身に付けないと型破りは、できない・・・
型を身に付けないと形無しにしかならない。
型を身に付けてから破るから、それで初めて型破りになるのだ」


「型破りになれ。されど、型なしになるな。」とは、別の場面で耳にしたことがある。

歌舞伎のような伝統芸能だけではない。歌においても、仕事においても、同じことが言えるだろう。

仕事では、どうしても「今までのやり方を変える」ことに強く意識が行ってしまうが、先人が引き継ぎを受けながらやってきたこと、ルールとして決められていることをまずはやってみて、問題だな、と感じるところは、しかるべき手続きをとって変えていく。でも「変えたい」と思っていることは、「自分が面倒だからやりたくない」だけのことなのかもしれない。まぁ、そういう見方も大事だが。

歌においての「型」。それはやはり発声だろうか。こちらも、まずは師匠の教えの通りに、が基本になるだろうが、教える人の数だけ「型」もあるのかな、という印象がある。

「型」を身につける前に、自分が「いいな」と思える「型」に出会うこと。これが大事になるのだが、これはいくつかの「型」を試し(いいな、と思う人の歌い方を真似て)試行錯誤を重ねる中でやっていくしかないかな。
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