気がつけば追随者

受験対策や文章力をつけるために、新聞のコラムにお世話になった人は多いのだろうか。

私も、高校入試に向けた勉強の際、塾の先生のアドバイスで朝日新聞の「天声人語」を書き写していた時期があった。

社会人になってからずっと続けている人がいる、という話を聞いて、30代後半にちょっとだけ復活させたこともある。「天声人語」に固執せず、「編集手帳」(読売新聞)や「春秋」(日本経済新聞)などと比べて「これ」と決めたものを書き写すこともあったが、気がつけばやらなくなってしまっていた。

1年ほど前からだろうか、文具店に、「天声人語」書き写しのためのノートが販売されていた。
新聞切り抜きを貼りつける欄と、それを書き写すためのマス目がレイアウトされている、というもの。普通のノートより数段高い(確か1冊300円くらいだったかと記憶する)

先ごろ、自宅近くの書店を覗いたら、レジで追随する品が並んでいた。
読売新聞の「編集手帳」、毎日新聞の「余録」でも同様の商品が作られているのだ。
日本経済新聞も、この流れに乗って「春秋」のためのノートを作るのだろうか。。

新聞に限らず、日本のマスコミの報道内容について批判的な著作がぽつりぽつりと出はじめている昨今。
しかし、中身の問題は別として、彼らは文章書きのプロ。しかも、こうしたコラムの執筆者はプロの中でも一目置かれた人と聞く。

そうした人が書いた文章をなぞりながら、自分なりに文章を書くスタイルを作っていく。場合によっては、取り扱われている題材から世の中の動きを知る。そんな新聞の活用法があっても良い。

私も書き写しを復活させようかな。もっとも、やるとしたら、普通のノートに、ではあるが。
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