3年が経った

2008年9月30日。

その月の初めに言われた辞令に動揺を隠せぬまま、西に向かう新幹線のシートに収まっていた。

在来線に乗り換え、最寄駅で降り立ったとき、空には重々しく雲がかぶさり、雨が落ちていた。

人影も少なく、それまで生活していた場所とは別世界。それが不安を増やしていった。

そんな不安の中、市役所を訪れて転居手続きをし、大阪府民から山口県民になった。


あの日からちょうど3年が経った。

1年前から住む場所が変わり、別世界、という感覚もなくなった。

辞令を言い渡されたときから「長いな」と、少なくとも5年はいることを覚悟していた。

まだまだしばらくは仕事場が変わることはないだろう。むしろ、今の職場が変革の時期を迎えているので、そこでしっかりと自分の役割を全うしたい。そして自分自身を成長させたい。それが心からの思いだ。

もちろん、大阪に戻りたい、という思いが消えたわけではない(東京へ戻る、という思いはだいぶ前に捨てたが)が。
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