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徳山で珈琲、といえばここ!

私は子供のころからコーヒーが好きである。

インスタントで飲んでいた頃には、「苦い」としか思わなかったが、あるとき、「ちょっと贅沢しようか」と母が淹れてくれたレギュラーコーヒーですっかり虜になった。

今では、毎朝淹れたコーヒー500mlの保温ポットに詰めて出勤するほどである。

豆を買う場所は、これまで特に決めていなかった。
一番多かったのは、親類が中元・歳暮に贈って下さる「神戸にしむら珈琲店」のブレンド。しかし、ご主人が亡くなられ、奥様が施設に入ってしまい、贈り物が途絶えてからは、気づいた時にデパートやスーパーで買い求めるのが常になっていた。

そんな中、地元徳山に「ここを定番にしよう」と思える店が見つかった。

「Coffee Boy」という店である。
http://www.sotown.com/coffeeboy/menu.html

私が立ち寄ったのは、焙煎工場兼販売店になっている所だが、お茶することができる店舗も別途あるらしい。

木のドラム缶にいっぱい詰まった焙煎したての珈琲豆。それを観た瞬間、「探していたのはこんな店だ」と思った。

ブレンド、単品が十数種類ある中、今回私が選んだのは「創業以来の定番(会社設立からは20年弱だが、創業からは50年ほど経っているらしい)」とうたわれていた「なぎさブレンド」と季節感があるな、と思って選んだ「さくらブレンド」。

まだ別の店で買った豆が残っているため順番待ちだが、リビングの片隅から発せられる香りは、「早く飲んでよ」と私を急かしている。

丁度私が買い物をしているとき、店の奥の焙煎工場から、ここの御主人と思しき方が焙煎したての豆を運んできた。その時の「ありがとうございました」の言葉と共に私に下さった笑顔が、素朴で心のこもったものに感じられ、「よし、ここを定番の店にする」と私に決めさせた決定打となった。
by h-katopon | 2011-04-09 12:13 | 食、酒