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暮らし力のプロに学ぶ

「モノには実際に使うモノと心で使うモノがある」

何気なく手に取った本「暮らし力がなくなる日」(近藤典子著)で強く印象に残った言葉である。

近藤さんの名前を最初に聞いたのは、収納。
書店やコンビニで見かける、主婦向けの雑誌で何度となく目に留まった。
(留まっただけでそこから何かを得ようという行動がなかったのだが)

今回取った本から得るべきは、やはり暮らし力を身につけるためのものなのだろうが、新生活に向け、「すぐには使わないから」と思い切ってモノを捨て続けてきた私には冒頭に書いた一言が強く目に焼きついた。

なるほど。そういう考え方があるか。。

もちろん、作ってくれた人、贈ってくれた人の気持ちを考えすぎてモノを貯め込むのも決して良いとは言えないだろう(貯まったモノの保管のために家賃を払っているわけではないし)。心で使うモノをどれだけ残す余地を持つか。それは自分で均衡点を決めるしかない。

「暮らし力」がなくなる日―暮らしのプロが訴える日本の家庭の危機 (主婦の友新書)

この本で、もう一つ目に焼きついたことばがある。それは、子供を教育する場面で心がけるべきこととして書かれていた「迷惑をかけないこと」。なかなか言えなくなってしまった「ごめんなさい」と「ありがとう」をキチンと言えるか、ということにもつながるであろう。