声は人の魂を結びつける

霜月も終わりである。

朝日新聞の天声人語は、毎月最後の日には、「○月の言葉から」と題して、1カ月の中でコラムニストの印象に残った(と思われる)言葉を、発言者の有名無名を問わず照会している。

「落ち葉を踏みしめ、言の葉の重さを思う」11月の言葉に、ハッとするものがあった。

「声は人の魂を結びつける。声を出す時はみんなに届くように出し、声を聴く時は心を込めて聴く。この二つが欠けると社会はほころびる」

詩人山崎佳代子さんが東京外大で講演したときの言葉として紹介されたものだ。

きちんと人に伝えようとする思いと、それをしっかりと受け止めようとする思い。

どちらも大事なもの。

コミュニケーションが上手くいっていないときは、そのどちらかが欠けている、ということか。

自分の魂からの言葉を発し、それを相手にきちんと受け止めてもらう。

言葉にすれば簡単に見えるが、実は難しい。
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