歌における「引き際」-コメントへのレスに代えて

スポーツ選手が現役を引退する際、「体力、気力の限界」と理由を口に
する。もちろん、背景には年齢の問題もあるだろう。

歌の場合どうだろうか。やはり「声と気力の衰え」が引き際を決める
ポイントになるのだろう。だが、それは年齢で判断するものだろうか。

以前、レッスンを受けに行った際、師匠がこんなことを言っていた。
若いメンバーを確保してレベルアップを図ろうとしている合唱団を多く
みかける。裏を返せば、メンバーの平均年齢上昇と共に、個々の歌い
手のレベルが下がっているというものだが、単に歳を取ったから技術が
衰えるというものではない。歳を取ってもきちんと歌えるための努力
(技術の会得)を怠ってるに過ぎない。

もちろん、実際のところ、歳とともに衰える点は否めない。だが、己の
レベルダウンの言い訳として、「歳とったから」とすぐに口にしてはならな
い。まずは己に怠慢がなかったかを問うべき、ということが真意だと私は
理解している。

私はと言うと、29歳の頃からレッスンに通い始めたおかげで、声自体は
良い方向に変わっていると感じる一方、暗譜に要する期間(曲が体に
浸透するまでの期間)が長くなっている。

NHKで英語講座の講師をしている岩村圭南氏の言う「毎日、繰り返して
練習することで”英語の筋肉”を鍛えましょう」を拝借すれば、"歌の筋肉"
を鍛える(作る?)必要が出てきた(これまで、努力しなくても自然と暗譜
できていたからなぁ・・・)。
もちろん、毎日家で歌う、というのは騒音の問題もありできないが、せめ
て「歌詞をしゃべる」ことはできる。
ヴォーカリーズや、歌詞に特に意味のない曲の場合はどうするか・・・
やはり小声で歌うことしかないのかもしれない。

10年後、いや20年後も「まだ若いモンには負けん」というだけの技を持ち
続けていたものであるが、日常生活で歌に割くことができる時間は既に
かなり短くなってきている。でも、諦めない。

私は、多分、自分で「引き際」を設定したりしないだろうな。「もう来ないで
下さい。貴方がいると迷惑です。」なんて言われるまで居座っているかも。
(一番始末におえないね 汗)

オイチャンはまだ負けないよぉ~。>ここ読みに来てる若い歌仲間の皆
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by h-katopon | 2005-04-18 22:14 | 音楽