心のこもっていないものは、心に響かない

これまで、毎週金曜日の楽しみとして聴いていた、あるビジネス雑誌のPodcast。

その番組は、編集長が、最新号の注目記事の紹介を中心に、時にはその最新号の特集を組んだ記者をゲストに呼んで、取材したときの話や、その特集記事にかける思いなどを伝えてくれる、中身の濃いものであった。

そして、そのPodcastを足がかりに、金曜に届く雑誌に目を通す、というのが、週末の決まりであった。

しかし、先週から、そのPodcastを聴くのをやめた。

「本当はしゃべりが得意ではない」に始まり「実はこのPodcastを終わりにすることも考えている」という、2人編集長のうちの一人の発言がきっかけだった。

その方の話、ところどころに光る言葉がちりばめられていて感心したし、また、雑誌作りにかける熱い魂も感じ取ることができる方だった。しかし、それらの思いは、上述の発言ですべて壊された。今後、どんないい言葉を発したとしても、「本心はやる気ないのね」と受け止めてしまうだろう。

意識の世界では、どれだけ正確にやったかが大事だが、潜在意識の世界では、どれだけ心をこめてやったかが大事だ。

私がよりよい自分を目指すことを思い出すきっかけとなった石井裕之氏が、折にふれて語っていた言葉だ。その心が感じられないものからは、伝わってくるものは極めて少ない。

よい反面教師ができた、ととらえて、感謝することにしよう。
[PR]