出会いはいつでも偶然の風の中

さだまさしの「天までとどけ」の冒頭の歌詞でもあるこの言葉を実感した一日となった。

全日本合唱コンクールに向けた最後の練習のため、この週末に大阪に来ている。

土曜の朝、大阪に向けた新幹線の中でその出会いは訪れた。

徳山から乗り込んだ「のぞみ」の隣席に、広島からお客さんが乗り込んできた。そのお客さんが、車掌に検札を受ける際、「熊谷に行きたいのだが、どう行けばいいか、そしてどのくらい時間がかかるか」と尋ねたのだった。

そのお客さんが持っていた切符は、東京までの乗車券と特急券(それをしっかり見るなよ、という突っ込みはなしの方向で・・・)。ということは、熊谷といったら、私の地元にほどちかいあの街のことだよな、ということで、「調べてまいります」と乗務員室に引っ込んだ車掌のことを一切気にせず、上野駅での乗り換えホームとそこからの所要時間を教えたのだった。

そこで「長い距離の移動ですね」と添えた一言から、そのお客さんと私との会話が始まった。特に共通の趣味があった訳ではないのだが、なぜか話が盛り上がり、広島~新大阪間はほとんど話しっぱなしだった。

そのお客さん、おそらく、学校教育に携わっておられる40代後半から50代前半の男性。彼の目的地である熊谷に関する話から、今の世の中に関する話まで、話題はあちこちに飛んだ。私も、それほど話題の引き出しを持っているわけではないのだが、たまたま切り出した話題に、隣席のお客様が応えてくださった。

特に連絡先を伝えあったりした訳ではないので、次に会えるチャンスがあるのかはわからないが、見ず知らずの私と、2時間話に付き合ってくださったことを感謝している。
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